虎と象の夜
涼しくなりました。稲穂が金色に輝き、トンボが群れています。
ギャラリー椿での小林裕児展には、多数ご来場いただきありがとうございました。会期中に行われました「ライブパフォーマンス浸水の森」も大変好評でしたが、混雑のためお断りなどご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
そんな出来事がつい昨日のようですが、新たなパフォーマンスのお知らせをお届けいたします。1月の「パフォーマンス虎」以来お付き合いができましたトラゾウ保護基金の企画による虎と象の夜」のご案内です。
なにしろ動物が登場しない絵はないと言ってもよいくらい動物たちにお世話になっている僕です、その頂点に立つ虎と象の悲惨な実情には胸が痛んでなりません。
私たち画家にとって彼らの存在は特別に大きなものがあります。古来多くの名画が残っていますし、これを引き継ぎ画家や他の様々な創造者たちが素晴らしい作品を創り出し続けていくためにも、文化の拠り所であるこれらの動物の生をおびやかしてはならないと思います。
支援の形を探るうち、私たちでなければ出来ない企画で虎や象の存在の大切さに触れる会をしたいと思い立ちました。当日僕は即興で大きな紙に虎と象を描きたいと思います、また先日の「浸水の森パフォーマンス」で素晴らしい演奏で会場を沸かせたコントラバスの齊藤徹さん、ヴァイオリンの喜多直毅さんが再び登場します。
さらに「蕎麦の会」での熱演が話題の女優内田慈さんが、またまた自作の「歌語り」を引っ提げて登場します。
3人とも気力、実力十分で、押されぎみの僕ですが、ぜひ皆さま多数に見ていただき「虎と象」への支援にご協力いただきたいと切望しております。
もしよろしければ、同封の振り込み用紙にて寄付をお寄せ頂ければ大変嬉しく思います。